自らの「志」を磨いてリーダーになる 「人生をかけて何を成し遂げたいのか」を問い続けろ
リーダーとしての生き方を支える「志」
ヒト・モノ・カネといった世界中のビジネススクールで採用されている科目群に加え、グロービスでは「志」「思考」といった領域や、「創造と変革」をリードするために必要な科目群を設けている。
「思考」領域では「クリティカル・シンキング」や「ビジネス定量分析」をはじめとするビジネスを進める上での根幹を成す思考力を鍛える科目が設置されている。また、「創造と変革」の領域では、たとえばグロービスのベンチャーキャピタル部門が実際に投資するベンチャー企業の事例を採用し、創業期や新規事業の立ち上げなどのリアルケースを多数取り入れた科目などが並べられている。
「志」領域の科目で磨くのは、結果を出し続けるリーダーにとって必要不可欠な、困難な局面での意思決定時に求められる自らの価値観や信念、そして人生をかけて成し得たい志だ。たとえば「リーダーシップ開発と倫理・価値観」や「企業家リーダーシップ」といった科目では、“自らの弱さと向き合う”“自分のミッションを宣言する”といったワークが用意されている。このワークは、精神的にも追い込まれることが多いため、涙を浮かべながら取り組む学生も珍しくないという。しかし、そこまで徹底して自らの内面と向き合い、教員や学生の前で弱みをもさらけ出して議論を行うことで、自分の価値観を知ることにつながり、「志」が磨かれていくのだという。こうして得た「志」は、ビジネスの現場でたびたび直面するであろう困難に、逃げずに立ち向かうための支えになるはずだ。