真のプロフェッショナルが提供する
ホテル不動産への魅力的な投資機会
リートは、増資と借入金を組み合わせて資金を調達して成長サイクルを回していく。今回の不動産信託受益権取得のために行った増資でJHRは、総資産有利子負債比率を低減させて財務安定化を進めることができ、投資口あたり利益も引き上げられるというデータを示し、ポートフォリオの収益性、安定性、質の向上に資する適切な価格での物件取得であることを強調。スピード感のある成長戦略の実行とともに、市場からの高評価を獲得し、資金調達を成功させた。
鈴井社長は「昨秋の増資からわずか半年で、再び市場から資金調達できた意義は大きい」と成長戦略の加速に自信を深める。
株価上昇に応えて収益性も高める
運用戦略
成長戦略の着実な実行に加えて、アベノミクスによる金融緩和も追い風となり、JHRの投資口価格(株価)も上昇している(4月18日現在)。「資産運用会社としては、投資家の期待に応え、投資口価格(株価)の上昇とあわせて、分配金(配当)も向上させていくように収益性を高めていきたい。JHRは、そのための三つのエンジンを持っています」と鈴井社長は強調する。
一つは迅速な物件取得で収益性を上げる外部成長。
二つ目は、財務戦略における借り入れコスト低減による収益性改善だ。従来の借り入れコストは平均年2%超だったが、昨年4月の合併以来、徐々に低下してきている。
三つ目は、適正な賃料収入を得る内部成長だ。ホテルの賃料収入から収益を上げるJHRでは、固定賃料契約以外に、一部のホテルと業績連動型の変動賃料契約を導入している。今年に入ってから変動賃料を導入しているホテルの1室あたり平均売り上げが前年比プラスで推移しているといい、変動賃料収入への反映が期待できる。
また、分配金には、合併時の会計上の利益「負ののれん」も活用。日本版ISAで注目が高まることが予想される「配当金額」の維持にも努める。