32歳弁護士、最愛の恋人を捨てた薄情の代償 東京カレンダー「新・婚活事情」<9>
エリート弁護士は、留学を機に、恋人と破局した
信太朗、32歳。大手事務所で、弁護士をしています。来週から、しばらく海外に留学します。弁護士は、この留学を機に結婚をすることも多いのですが、僕は半年前、3年間付き合った彼女と別れました。
当時26歳だった彼女とは、たまたま参加した食事会で出会いました。彼女は就職を機に地方から上京した、アパレル勤務の子でした。顔はなかなか可愛かったけど、彼女には地方出身者特有の、少し野暮ったい印象がありました。でも、東京育ちの僕には、その擦れていない素朴感が、ちょっと珍しくて惹かれた。
その頃は仕事が本当に忙しくて、女性に出会う機会もあまりなかった。僕は時間を見つけては彼女をデートに誘い、数週間後には、すんなりと付き合うことになりました。そして、関係が始まって間もなく、僕は彼女に夢中になったんです。


















