長野県

企業も自治体も共に進化する
創造性の高い戦略が成長の推進力に

企業活動や地域経済を成長軌道へ導く立地戦略とは

企業も自治体も共に
進化することが新たな成長に

松原教授は、企業や自治体の立地戦略を考える上で、今後「共進化」がますます重要になってくると強調する。共進化とは、文字通り共に進化するということで、企業も自治体も進化するということだ。

企業における進化には、マザー工場化や研究開発機能の強化などがあるし、自治体における進化には、企業に対する支援だけでなく、自ら新しい戦略を打ち出していくことなどもある。「それだけではなく、地域内には企業間の連携や協力体制、場合によっては競争関係もあるでしょう。そうした協調と競争のなかで共進化の道筋を考えていくと、ロボットや人工知能、あるいは再生医療など、さまざまな新しい成長分野により目を向けていく必要があります。そのためには、大学の知識を成長産業に生かしていくことも求められ、産学官連携を強めていって地域イノベーションを起こしていく動きが重要になってきているのです」

さらに、単にイノベーションだけではなく、産業の高度化を考えていくときには、製造業とサービス業が融合するような、クリエイティビティが重視されるようになると考えられる。「そうしたなかでは、自治体においても従来の担当部署だけでなく、先進的な知識を扱う専門部隊と一体化して、新たな発想で地域に変化をもたらすことが企業誘致で大事になってくるでしょう」

企業も自治体も、立地戦略を成功させるためには、スピード感を持って情報や知恵を活用し、新たなネットワークなども構築しながら、共に進化していくことが必要になってきているようである。

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