インドと中国、なぜ経済に大差が付いたのか

日印関係強化の先にあるハードル

12月12日、インド初の高速鉄道計画をめぐり、日本の新幹線方式が採用されることが正式に決まった。写真は握手を交わす安倍首相とインドのモディ首相。ニューデリーで撮影(2015年 ロイター/Adnan Abidi)

安倍晋三首相は、12月11日から13日までインドを訪問し、モディ首相との間で幅広い分野における両国間の協力関係について話し合った。その結果、日本からインドへの原発輸出を可能にする原子力協定を結ぶことが原則合意された。

目玉となったのが鉄道だ。インド西部ムンバイ―アーメダバード間(約500キロ)で計画中の高速鉄道に日本の新幹線方式を採用する方針が確認された。この鉄道建設は総事業費約9800億ルピー(約1兆8000億円)に上る巨大プロジェクトであり、1兆円規模を円借款で供与することが検討されているとも伝えられている。

インドとの関係促進に力点

安倍首相はインドとの関係促進に力を入れている。今回の訪問は第一次政権時を含めて3回目であった。

インドは今後目覚ましい発展を遂げる可能性のある国だ。経済協力開発機構(OECD)が2012年に出した報告は、インドの国内総生産(GDP)は2060年に中国に次いで世界第2位(世界でのシェアはそれぞれ28%、18%)になると予測している(‘Looking to 2060 : Long-term global growth prospects’, OECD ECONOMIC POLICY PAPERS, NO. 3 © OECD 2012)。日本のGDPはそのころ6%のシェアになるとも言っている。

いずれにしても、今後日本との関係は一層緊密化していくだろうが、インドはいったいどういう国なのか、その特徴を把握しておきたい。

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