インドのイケてる企業家、規格外すぎる活躍

キングフィッシャーブランド成功の軌跡

Kingfisher Calender はインド人であれば誰でも知っているカレンダーだ(Kingfisherのホームページより)

キングフィッシャー(Kingfisher)は、インドにおける典型的なブランド成功事例だ。キングフィッシャーというブランドは、現代インドの象徴的ブランドと呼ぶこともできる。

インドを代表するビールだ

キングフィッシャーはインドではビールと同じ意味で使われる。インド人やインドを旅した人に「キングフィッシャーとは何か」と聞けば、最もありそうな答えはビールか航空会社のどちらかだ。

キングフィッシャーはUBグループのブランド。インド最大のビール会社であり、マーケットシェアの半分以上を占めている。同社の事業は、航空会社、クリケットチーム、インド初のカーレーシングチームまで広がっている。

UBグループは、カルナータカ州「バンガロール」に本社を置くインドの複合企業として、また誰もが思い起こす象徴的ブランドとして努力している。UBグループの年間売り上げは50億ドル以上、企業の時価総額はおよそ120億ドル。コア事業は、飲料品、航空事業、電気製品、化学品などである。

もともとは1857年創業の醸造所

ユナイテッド・ブリュワリーズ(元のグループ名)の歴史は1857年にさかのぼる。5つの小さな醸造所の合併によってUBが誕生したのは1915年のことだ。キングフィッシャーブランドが開始されたのは1980年であり、そんなに古いことではない。現在、UBグループ会長を務めるビジェイ・マリヤ氏が設立した。

次ページどのようにして急成長したのか
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
半導体の覇者<br>熱狂する世界、沈む日本

今やアップル、グーグルも半導体メーカー。半導体関連株はITバブルに迫る高水準。トップ10にアジア勢が並ぶが、日本は事業売却に揺れる東芝のみ。勢力図激変の業界をリポート。