日本最古の本格インド料理店がスゴかった

ナイスな店主のトークで味わう極上カレー

日本人の大半が大好きなカレー。本格インドカレーが日本で楽しめるきっかけとなった、銀座のレストランに行ってきた。
本記事は営業type(運営:キャリアデザインセンター)の提供記事です

どんなジャンルであってもパイオニアというのは尊敬に値する。なにしろ道なき道を、勇気を持って切り開いたわけだし、彼らがいなければ今の世の中はつくられていない。

風が冷たくなってきたこの時期。体が温まるカレーが食べたいとやってきたのは東銀座にある『ナイルレストラン』。こちらは、日本初の本格インド料理店で、国内で最も古い歴史を持つインド料理店と言える老舗だ。

インド料理の聖地、ナイルレストラン

インド料理やインドカレーが、今のように楽しめるきっかけとなった店でもあり、まさにインド料理の聖地。カレー好きは足を向けて寝ることができない店……というのは、少々言いすぎだろうか!?

歴史の重みを感じる、レストラン開業までの道のり

きらびやかな店内

『ナイルレストラン』がオープンしたのは1949年、つまり、日本におけるインド料理店の歴史は今から66年前に始まるのだが、やはり気になるのは、「なぜ“前例のない店”を開こうと思ったのか」ということだ。

豪快なマシンガン・トークとド派手なオーダーメード・シャツがトレードマークである2代目店主、G.M.ナイルさんは、レストラン開設の歴史を振り返りながら話してくれた。

「レストランを開いたのは私の父、A.M.ナイルです。父は1928年、留学のために日本にやってきました。当時、インドはイギリス領で、インド人が留学できるような状況ではありませんが、それでも留学したのは、父がインド独立のための政治活動をしていたからです。インドにいては危ないという状況になり、当時、日露戦争でロシア帝国に勝利した日本へ行くことにしました。日本でなら生き延びられると考えたのでしょう」

その後、先代のA.M.ナイルさんは日本でも政治活動を展開するものの、1946年にインドがイギリスからの独立を果たした後は、次第に政治的使命も弱まり、『ナイルレストラン』開業に向けての歩みが始まったそうだ。

そんな歴史を知りながら、店を訪ねるのは感慨もひとしお。食べる料理にも歴史の重みを感じることだろう。

味わいの秘訣は、“しっかり”混ぜること

「ムルギーランチ」。骨付きチキンは店員がささっと骨を取ってくれる

着席し、メニューを眺めると「チキンマサラ」1450円、「カバーブ」1200円、「インド風野菜料理」1250円など、気になる料理が並んでいる。どれにしようか迷っていると……。

「おすすめは『ムルギーランチ』で、ムルギとは鶏肉のことです。ここに来たら、『ムルギーランチ』を食べなくちゃ。じゃあ、これでいいね?」と、店主のG.M.ナイルさん。気づけば、「あっ、はい。それで」と反射的に返事していた……。

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