就活生が陥りやすい間違った「自己分析」とは

大学3年生が今この時期にやるべきこと<1>

就職活動の解禁は結局、2カ月早まり6月からとなった。就活生の動揺は計り知れない(撮影:尾形文繋)
日本経済団体連合会は現大学3年生(2017年卒)を対象にした採用活動で、説明会解禁を3月に、面接などの選考開始を6月に決定した。2年連続のスケジュール変更に戸惑う学生は少なくない。すでに、一部のベンチャー企業や外資系企業は選考を開始しており、混乱は深まるばかりだ。そこで、『新卒採用基準』(東洋経済新報社刊)の著者で長年に渡って就活生の指導を手掛けてきた廣瀬泰幸氏に、4回連続で「大学3年生が今、この時期にやるべきこと」についてじっくり解説してもらった。

読売新聞が10月25日付朝刊1面で「経団連が採用選考時期を6月に繰り上げ」との記事を掲載して以来、多くの学生や父兄から「2016年の就活はどうなるのか」という質問をいただきました。その後、新スケジュールに関するさまざまな問題が提起されたが、結局、面接時期の解禁は報道通りに、2016年卒の採用より2カ月繰り上がって6月1日にすると11月20日に決定され、関係者も落ち着きを見せています。

確かに就活スケジュール変更は就職活動を行う学生に大きな影響を及ぼします。それに関しては次回に詳しくお伝えしますが、今回はまず、学生が就活で成功を収めるために前提となる大切な3つのことを紹介します。

選考する企業側の視点を身につける

学生が就活において一番望むことは、「志望企業からの内定を獲得すること」。これは当然でしょう。しかし、内定を獲得するためには、「企業が求める人物像とは何か」について考えないといけません。この場合、考え方が2通りあります。まず、企業によって求める人物像には違いがあるという前提で「各企業の求める人物像に自分が合致していることを表現・証明する必要がある」とする考え方。そしてもう一つは、企業によって求める人物像は似ているので「各企業に合わせる必要性はない」という考え方です。

両者の考え方の違いを整理するためには、そもそも「企業の求める人物像とは何か」を定義する必要があります。企業の求める人物像を「タイプ」と「スキル」に分けた場合、タイプとは「価値観」を表します。つまり、大切と考えることの優先順位や、何を心地よく感じ、何を心地よく感じないかということです。たとえば競争と協調、伝統と革新のどちらを重視するかによってタイプは異なります。

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