デジタル新語、どれだけ分かっていますか

「ドロンバタイジング」を知っていればIT通

辞書編集者のエリン・マッキーンの自宅(写真:Timothy O'Connell/The New York Times)

旅行ライターのステファニー・ローゼンブルームが、「フェアキャスティング(farecasting)」を紹介したのは9月半ばのこと。「え?フォーキャスティング(forecasting=天気予報)の間違いじゃないの?」と思うなかれ。フェアキャスティングとは、航空券を最安値で買える日を予測するアプリなのだ。

同じ日、ザ・タイムズ・マガジンのジェナ・ウォーサムは、「テクノミスティシズム(technomysticism=テクノ神秘主義)」なる現象について記事を書いた。ソーシャルメディアで中世の呪術や魔法がブームになっているのだという。

「フェアキャスティング」も「テクノミスティシズム」も最近の造語で、メジャーな英語辞典には見つからないし、近く収録される可能性も低い。だが、辞書編集者のエリン・マッキーンは、こうした「メードアッピカル(madeupical=こじつけ的な)」単語も紹介する価値があると考えている。

日々増える「デジタル新語」

オンライン辞書ワードニク(Wordnik.com)を主宰するマッキーンは、こうしたデジタル新語を加えるべく、大掛かりなプロジェクトを計画している。すでに9月からキックスターターで資金調達を開始して、伝統的な辞典にはないデジタル新語100万個の発掘・収録を目指している。データ分析の専門家も2人雇って、ネットで使用されている「未知の表現」の分析にあたらせる予定だ。

「(ワードニクを見れば)どんな単語も見つかるようにしたい」と、マッキーンは言う。

「収録されている単語すべての使用を促すという意味ではない。それぞれの単語を使うことが適切かどうかは、ユーザーが状況に応じて判断できることだと思う」

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