「東芝事件」を生んだ、男独特の2つの心理

なぜ彼らは暴走するのか?

(写真:tooru sasaki / PIXTA)

創業140年の名門企業・東芝が、不正会計処理により営業利益の水増しをしていたとして、問題になっています。

かさ上げされた利益の額は1500億円。恒常的に、「チャレンジ」と称して高すぎる利益目標を設定していたことが分かり、歴代の3人の社長が責任を取ってそろって辞任する事態になりました。

男性にとって大事なのは「価値」と「スジ」

なぜこんなことになったのでしょうか。そこには男性ならではの心理があるかもしれません。

男性と女性とでは、仕事に求めるものが異なります。男性が求めるのは「勝ち」。勝つためなら何をしてもいいし、チーム全体の勝ち=業績アップのためには、個人は多少犠牲になっても仕方ない。会社の繁栄のためには、多少のルール違反もやむを得ない。これが、旧来の企業社会=男社会の理屈だったわけです。

勝てば官軍、儲かることが企業の本質。もちろん最近は「コンプライアンスとかうるさいけど、仮に違反したとしても罰則がないなら、全然平気で破っちゃうもんねー」というのが、勝ちと結果にこだわる経営者たちならではの感覚ではないでしょうか。

ちなみにそんな彼らも、ある特定のルールについてはきわめて厳格に遵守しようとします。それは「スジ」。

「なんでもあり」の気持ちでビジネスを進めがちな彼らがときに「きちんとスジは通せ」という場面がありますが、これは「ルールを守れ」という意味ではありません。

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