「いきなり!ステーキ」は店舗戦略も非常識だ

赤坂サカスに期間限定店を作ったワケ

赤坂サカス店の限定商品である「いきなり『S』ステーキ」(右)。マグロでいえば中トロのような、とろける食感が特徴

東京・赤坂サカス。TBS本社前の広場で、7月18日から「TBSデリシャカス2015」と銘打った食イベントが始まった。同局制作の番組や映画とコラボした、さまざまな食事が楽しめるというものだ。その一角に、あの急成長中のステーキ屋が軒を連ねていた。

ペッパーフードサービスが展開する立ち食いステーキ専門店「いきなり!ステーキ」は、赤坂サカス内に7月18日~8月30日まで期間限定で出店している。「今回のイベントで出店しませんか」――。5月末頃、TBSの担当者から声をかけられたペッパーはすぐさま準備に取りかかり、わずか1カ月半で出店にこぎ着けた。

テナントは他のブースと比べて2倍の広さ。「いきなり」の味を再現するには、調理器具や肉を保冷する冷蔵庫など多くの設備が必要となる。そのため、TBS側も倍近くの広さを提供するという異例の対応に踏み切った。

赤坂サカスに出店した思惑

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赤坂サカス店は野外で立ち食いするスタイル

赤坂サカス店には、他店にない限定商品がある。「いわて遠野牛」という黒毛和牛を使った「いきなり『S』ステーキ」というメニューだ。

主要仕入先の1つであるエスフーズの専用牧場で育てた牛肉を使用しており、価格は1グラム当たり15円と同チェーンの中では最高価格。今回の出店に際しての目玉商品だ。

「わが社としても今回の企画には乗り気だった」と明かすのは、ペッパーフードサービスの川野秀樹・営業企画本部長。赤坂では2014年8月にいきなり!ステーキを出店しているのだが、「思ったように売り上げが取れていなかった」(川野本部長)からだ。

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