「4%超えが185社」3月決算の配当利回りトップ300 5%以上は13社、大幅増配の発表で株価急騰も

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(写真:たっきー/PIXTA)

3月決算企業の期末日が迫ってきた。株式投資は、値上がりによる売却益だけではなく、保有を続けて配当収入を得ることも可能だ。そこで本稿では、3月決算企業の配当利回りランキングを作成した。

配当を得るためには、権利確定日(通例は決算期末日)から2営業日前までに株式を購入する必要がある。2024年3月29日が期末日の会社では、月末最終営業日の2営業日前となる3月27日中までに株式を購入すると、権利を獲得できる。

ランキングは年間利回りの高い順に作成したが、会社によっては中間期と期末などに分けて配当を出すケース、期末のみ出すケースがあるので留意いただきたい。

期中に大幅増配を発表、株価急騰後も高利回り

トップになったのは、医療システムを手がけるPHCホールディングスで、利回りは5.91%だ。同社は2月9日に、のれん及び無形資産の減損損失の計上により2024年3月期の業績見通しを下方修正。それを嫌気して株価が下落した点については留意しておきたい。

2位はIT系ネットメディアを運営するアイティメディアで、配当利回りは5.89%。同社は1月31日に、それまでの期末配当予想15円を100円に引き上げる大幅増配を発表(年間配当予想は30円から115円に引き上げ)。

資本コストや株価を意識した経営を標榜する方針も明らかにしており、株価の急騰後も高い利回りを保っている。

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