「長嶋茂雄」はやっぱり永久に不滅です

野球の五輪復活に必要な視点

2015年、日本は終戦70周年を迎える。その戦後の日本において人々の希望の星となったヒーローの1人が、長嶋茂雄氏だ。読売巨人軍の絶対的スターとして現役時代はもちろん、引退後も、日本球界の顔であり続けた。
その長嶋茂雄氏が日本代表監督として、アテネ五輪出場を目前にして脳梗塞に倒れたのが2004年3月。あれから10年。医者から「寝たきりになるかもしれない」と言われつつも、不屈の精神で過酷なリハビリに挑み、2013年5月にはバットを振れるまでに回復した。そんな今でも闘い続ける長嶋茂雄氏の現在の姿をTBSテレビ『バース・デイ』『プロ野球戦力外通告』の番組スタッフが長期密着。これまで明かされなかった人生に迫るドキュメンタリー『独占!長嶋茂雄の真実』が、1月3日(土)夜21時からTBS系列で放送される。
長嶋茂雄氏の存在とは、日本の球界にどれほどの重みがあるのか。今、長嶋茂雄氏の胸の内にあるものは何か――。長らく球界の絶対的スターを追ってきた筆者が、一つの提言とともにリポートする。

野球が五輪に帰ってくる可能性が高まっている。

国際オリンピック委員会(IOC)が開催国に競技種目の提案権を認めたことで、2020年に開かれる東京五輪で、野球とソフトボールが競技種目に加わる可能性が高くなった。正式に決まるには2015年夏に行われるIOC総会での承認を経なければならず、まだまだ実現への道は険しいものがある。それでも2008年の北京五輪を最後にロンドン(2012年)、リオデジャネイロ(2016年)と種目から除外されてきた野球とソフトボールの競技関係者やファンにとっては、五輪復帰の可能性が出てきたということが、まずは朗報と言えるだろう。

開催国として野球を盛り上げよ

ただ、たとえ東京五輪で両競技の復活が実現したとしても、それだけで終わっては元も子もない。大事なのは野球とソフトボールを、その後も五輪の正式種目として継続していくことだ。そのために東京で復活が実現した際には、開催国としてこの2競技で五輪全体を盛り上げるぐらいの大きなうねりを作り上げることが必要で、ひいてはその盛り上がりがその後への道を開く一つの力となるはずなのである。

「オリンピックとWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)はやっぱり違う。オリンピックは遥かに遠いところにある」

その五輪の重さを語るのは、2004年のアテネ大会で野球の日本代表監督だった長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(78)だ。

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