「パッとしない大学出」が弁護士になるには

エリートに勝つ! 中堅ステップアップ戦略

いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)ディレクターが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。

※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

【キャリア相談 Vol.12】 中堅大学出身者が法科大学院を選ぶ際の基準は?
困っている人のために弁護士になりたい (写真:TADAO KIMURA/アフロ)
 現在、中堅大学に通う大学2年です。私は将来、弁護士になることを志望しております。弁護士を目指したのには数々の動機がありますが、大きな理由のひとつとして挙げられるのは、いわゆるエリートの方だけが弁護士になっては、本当に困っている人のために仕事ができる弁護士がいなくなるのではないか、すなわち「ノンエリート」だからこそできる弁護活動があるのではないかと考えたからです。
 さて今回、ご質問したいのは大学院進学についてです。弁護士になるには法科大学院に進学することが一般的ですが、この際にどのようなことを基準に選択していくべきか悩んでおります。金銭的なメリットが大きい(授業料免除など)中堅ロースクールが多く存在する一方で、やはり、いわゆる「上位ロースクール」ではより専門的でその分野における先駆者が多く、そういった方々から直接学べることが多いようです。
 法科大学院進学にかぎらず、一般的な質問としましては、中堅大学からステップアップできるチャンスがあったときに、金銭的リスクを負ってでも挑んでいくべきなのか。もしくは金銭的リスクは最小限にして、専門的な学びは自身で開拓していく方向で努力すべきなのでしょうか。アドバイスをいただければと存じます。
学部2年(仮名)

 出身大学は成功の保証にはならない

私の記憶している大学2年生(当時)のキャリア観と言えば、周囲の同級生たちのこのような会話です。

A「俺、将来、代表取締役になるぜ。つーか、かったり~から卒業と同時って感じ?」

B「やべ~、起業こいちゃうの? 準備バリバリとか?」

A「おー、まーとりあえず何か軽く、こう、サクってやろうかな~ってな。何かキテんだろ。今日から、俺、超やるぜ、勉強とか準備とかさ~。あっ、つーか今から飲みに行かね~? やることマジないんだけどさぁ」

と、まあ態度とノリだけはムダに大きかったものです。現在、大学2年生ながら将来のキャリアを真摯に考えていらっしゃること自体に驚くとともに、非常に頼もしく感じます。

さて、中堅大学出身者が法科大学院を選ぶ際の基準ということですが、まず長期的に考えると、結局のところ、どの学校を出たかは社会において成功を担保するうえでは何の保証にもならない、と言えます。

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