人間関係が壊れない「飲み会の断り方」とは?

誘わせない、むしろ誘ったら失礼と思わせる

いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)ディレクターが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。

※安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

【キャリア相談 Vol.10】 社内の飲み会の時間を勉強や仕事に充てたい
 社内で何かと飲み会が多くて困っています。上司に誘われる「本音トーク」という名の単なる飲み会、部内の若手による飲み会、他部署に散らばった同期との飲み会などが頻繁にあり、毎月数回は付き合わされます。
 「本音トーク」といっても毎回、バカ騒ぎをして終わるだけで、時間を無駄にしているように感じます。安井さんの『非学歴エリート』だけでなく、個人として活躍している方の本には「社内の飲み会に行くな」とよく書かれてあり、私もそれを実践したいのですが、どうやって断ればよいのか悩んでいます。毎日、顔を合わせるメンバーですし、下手に断って人間関係を壊したくはありません。また、周りは飲み会参加率が非常に高く、来ない人は少数です。
 将来、転職を考えていることもあり、飲み会の時間をやっぱり勉強や仕事に充てたいと思っています。飲み会を断る方法を教えてください。くだらない悩みのようですが、けっこう切実です。
困った太郎(仮名)  
「本音トーク」という名の上司との飲み会だが……(写真:アフロ)

参加するか否かは個人の価値観の問題

これは非常に切実な問題だと思います。ようやく一部の会社では社内の飲み会が減り、1次会のみという動きが根付いてきています。一方で、一部の会社では逆に増加傾向との話もあり、社内の飲み会反対派からすると油断もすきもあったもんじゃない状況です。

個人的には、仕事の悩みは仕事でしか解決できないと考えているので、仕事を通じたコミュニケーションを密にしていればそれで十分。だから社内の飲み会にはよほどのことがないかぎり参加しません(そして、よほどのことは滅多にありませんね)。

かといって、飲み会に行く人が間違っているという気もまったくありません。参加するか否かは価値観の問題だと思いますので、個々人が自分の価値観に照らし合わせて判断すればよいだけです。が、そのような異なる価値観を他人に押し付ける、あるいは断れない状況にある(または「する」)というのは由々しき状況だと思います。

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