トリドール、日系初アフリカ進出に潜む事情

「丸亀製麺」ではなくテリヤキで勝負

トリドールがアフリカに出店するのは、主力の「丸亀製麺」(写真)ではなく、新業態の照り焼き店だ

低価格のセルフ式うどん「丸亀製麺」で一躍うどんブームを作り出したトリドールが、今度はアフリカ大陸に飛び出す。同社によれば、アフリカ進出は日系の外食チェーンとして初となるという。

といっても、アフリカ上陸はうどんではなく、鶏肉の照り焼きを主体とするファストフード店「teriyaki JAPAN」となる。ケニアの首都ナイロビで2014年中に1号店を出店し、2017年までに20店舗へ拡大する計画だ。

社長が現地でつかんだ好感触

ナイロビは外食産業が発達しておらず、トリドールが確認できたところによれば、欧米の外食チェーンでケンタッキーフライドチキンが5店、サブウェイが2店しかなかったという。

うどんが現地の人に受け入れられるかわからず、もう少しわかりやすいものをと考えた結果、アフリカ諸国でも貴重なタンパク源であると同時に、“ごちそう感”を演出でき、かつ人気のある鶏肉に注目。日本食にルーツを持ちながら、世界的に認知度の高い「照り焼きチキン」で勝負をかけることにした。

アフリカ進出にあたっては、粟田貴也社長が実際に現地に飛び、ナイロビの街の雰囲気に接して、「これならいける」と好感触を得たそうだ。治安やマーケット規模などから、アフリカ諸国の中では有望な市場と判断したという。

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