カレーのココイチが、タイで人気沸騰のワケ

デートも商談も「3000円カレー」を食べながら

皆様は、カレーチェーンの「Coco壱番屋」をご存じだろうか。通称、「ココイチ」。「一度も店に入ったことがない」という人から「週1回以上行く」という人まで、使い方は人それぞれだと思う。だが、ココイチで「勝負デート」あるいは「ビジネス商談」をしたことのある方は、いらっしゃるだろうか。

タイ・バンコクにある「ココイチ」の店舗。日本の店舗とはまったく違い、同じ会社が運営するカレー店とは思えない。カップルや家族連れなどが集う、大人気店だ(筆者撮影)

実はいま、それが現実になっているのだ。といっても、日本ではなく、アジアでの話だ。今、ココイチがアジアで熱い。日本のリーズナブルなイメージとは違い、カップルからビジネスマン、ファミリー層まで大賑わいだ。

ココイチがアジアで人気の理由とは何なのか。それを可能にした決断とは?今回はグローバルマーケティングの視点を踏まえながら、アジアでのココイチ成功の裏側を探っていこう。

カップルのデートから商談まで、大人気スポットに

現在ココイチは、アジアを中心に世界各国に出店中。なかでも最近熱いのはタイだ。日系のチェーンでは最大規模に迫る店舗数をバンコク中心に出店。店をのぞくとカップル、家族連れで大にぎわいだ。夕方ともなれば、仕事帰りのOLやサラリーマンも多い。

話を聞いた、タイ人のワタポーン・ナヤラポットさん(仮名、25歳女性)も、そんなひとり。目抜き通りのデパート前で彼氏と待ち合わせをしてデート。今日のディナーはココイチだという。2人が楽しくおしゃべりをする横では、男性ビジネスマンが2人でカレーを食べつつ、仕事の打ち合わせをしていたりする。

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。