クルマ無し!「レクサス」新ショールーム戦略

最新テクノロジーもアニメもラグジュアリーに

博報堂ケトル共同CEOの嶋浩一郎が、今、注目する広告・マーケティング業界の最新動向にせまる新連載。新しい試みに挑戦する上司と部下にインタビュー。チームづくりや新しいアイデアを出す秘訣を聞く。
第一回目は、トヨタ自動車の「レクサス」。日本のメーカーが世界で通用するラグジュアリーブランドを目指している。そのチームを率いるレクサスブランドマネジメント部の高田敦史部長と、レクサスの情報発信基地となる東京・青山の「インターセクト バイ レクサス」を担当する久保克典氏のチームに登場してもらう。
インターセクトの内部(2階)。レクサスを象徴する「スピンドルグリル」の竹枠が印象的。しかしそこに「クルマ」は見当たらない。

今回登場する上司と部下は?

高田敦史(たかだ あつし)●1985年にトヨタ自動車株式会社に入社。宣伝部を経て、商品企画部で生活者分析、新コンセプト車の企画に携わり、タイ、シンガポールにて5年間の 海外駐在。その後、株式会社トヨタマーケティングジャパンの立ち上げ、2012年6月よりレクサスブランドマネジメント部の部長としてレクサスのグローバ ルブランディングを統括する。
【今回の凄腕マーケッター <上司>】
レクサスブランドマネジメント部 部長
高田敦史氏
■マーケティングのアイデアを考えるために心掛けていること
とにかく「お客様の目線」でつねに考えること。優れたマーケッターは「優れた生活者」であるべきであるということを日頃から心掛けているつもりです。
■座右の本:『ある広告人の告白』(デイヴィッド・オグルヴィ著)
広告業界の巨人が1960年代に書いた本ですが、広告のみならずマーケティング全般で、いまだに示唆に富んだヒントを多く与えてくれる名著だと思います。
■好きなテレビ番組:「あまちゃん」(NHK)
能念玲奈さんが可愛かったこともありますが、宮藤官九郎さんの脚本がすごかった。まだまだテレビの力を再認識した番組でした。
■参考にしているWebサイト
何が売れてるかを見ると言う点では「楽天ランキング」でしょうか。毎日見てます。
■マーケティングを一言で表現すると?
Marketにingがついているのですから、まさに「市場を継続的につくる」ということですが、一言と言われると「作り手も買い手も双方がハッピーになる関係づくり」でしょうか。

 

久保克典(くぼ かつのり)●2004年に株式会社デルフィスに入社。国内でのレクサスブランド導入に携わり、プロモーション企画や広告宣伝、WEBサイトの運営を担当。その 後、株式会社トヨタマーケティングジャパンへの出向を経て、2012年6月よりトヨタ自動車株式会社 レクサスブランドマネジメント部にて、ブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS」の企画から立ち上げや運営、同時にレクサスブランドのプレスを担当。

【今回の凄腕マーケッター <部下>】
インターセクト バイ レクサス担当
久保克典氏
■マーケティングのアイデアを考えるために心掛けていること
できる限り多くの人と会い、直接、目で見て、多くの刺激を受け続けること。「食」でも「衣」でも、積極的な消費を行うこと。
■座右の本:『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
時代の変革期の中で、時代を切り開き、新たなことを始めていくというマインドを高めてくれる。生き方や目標を持つことの大切さを教えてくれる本。
■好きなテレビ番組:『ドラえもん』(テレビ朝日)
時代を超えて、つねに未来を感じさせ、ワクワクさせてくれる番組。最近、テクノロジーがドラえもんの道具に近づきつつあることにさらにワクワクします。
■参考にしているWebサイト
「NAVERまとめ」や「Gunosy」などのキュレーションニュースサイト。まとめ方や切り口を見ることにより、世の中の潮流や文脈をつかみやすいため。
■マーケティングを一言で表現すると?
企業と消費者のすてきな関係づくり。
次ページこの2人が仕掛ける、「レクサス」の挑戦とは?
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