広がる"資格貧乏"!税理士、社労士の悲哀 弁護士、公認会計士だけじゃない
※前回記事「資格を取ると貧乏になる?驚愕の資格地獄」はこちら
高齢者が幅をきかせる?税理士界の過当競争
あるとき、知人の税理士が「税理士資格は、足の裏にくっついたご飯つぶと同じ」という、税理士内の内輪ネタを披露してくれました。
そのココロは?
「取らないと食べられないけど、取っても食べられません」――。
これを聞いたときは思わず吹いてしまいましたが、税理士も今やそんな謎かけがはやるほど、仕事に困っているというのです。その原因は、弁護士、会計士同様に、マーケットが縮小しているにもかかわらず、資格取得者数だけが増加したことで、過当競争に陥っているから。
さらに税理士の場合、「高齢の税理士が既得権益を手放さない」という特殊事情もあります。
ご存じでしょうか。日本では、国税局および税務署に23年勤めた人は、無試験で税理士になれる「OB税理士=別称・天下り税理士」という“分厚い層”が存在します。そして、「太い客=高い顧問料を支払ってくれる上客」は、彼らが独占しているというのです。


















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