日本にいながら「米国株投資」で儲ける方法

3人の日本人投資家が経験談を語る

そのパフォーマンスは日本株を大きく陵駕します(写真:佃千代美 / PIXTA)

2万円を目前にもみ合いが続く日経平均株価。一方、過去30年を見ると、日本株より米国株のパフォーマンスのほうが圧倒的に高い。今の相場の恩恵を受けたいなら米国市場に投資するのも一手だ。

米国株への投資は簡単だ。日本のネット証券会社を利用する場合、SBI証券、マネックス証券、楽天証券に口座を開くだけで始められる。

ETFを活用して分散投資を図る

とはいえ、未知のものに投資する不安があるのは確かだろう。日本株では気にしなくてよい為替の変動リスクに加え、英語が必要になる場面もある。そこでまずは米国株に投資する先輩投資家たちがどんな資産運用をしているのか、その投資術を知るところから始めよう。

乙川乙彦さん(ハンドルネーム)は普段は企業に勤める兼業投資家だ。資産規模は1億円を超え、そのうち約2割を米国に投資している。

現在60代の乙川さんは50代で転職を経験した。老後の資金を確保するため、前職の退職金を中心にした数千万円を元手に、本格的に株式投資を始めた。現在は日本、米国、欧州、新興国の株や債券、REIT(不動産投資信託)などを幅広く保有している。

乙川さんは言う。

「米国の値動きは安定して伸びている。資本主義が徹底されているだけあって、制度もきちんとしているし、企業も公平な競争をしている。日本の市場は歪んでいる。日本銀行が株を買うのは不健全だし、不祥事もけっこう起こる」

米国への投資姿勢は極めてシンプルだ。購入しているのはETF(上場投資信託)と債券のみで、個別株には手を出さない。

かつては「とにかく買ってみなければわからない」ということで株や債券、FX(外国為替証拠金取引)などさまざまな商品に投資し、値動きなどの感覚をつかんでいったが、銘柄を増やしすぎて管理しきれなくなったことから整理を進めた。証券口座も国内外の証券会社に持っているが、現在は手数料が安い米インタラクティブ・ブローカーズ証券を頻繁に使っているという。

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