なぜ仏ディズニーランドは儲からないのか?

フランス・ユーロディズニー突撃取材

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
パリのユーロディズニーを突撃取材したグローバルエリート

ボンジュール!! 最近、われらが「東洋経済オンライン」ではディズニーランドネタが人気を博しており、「そんなにディズニーランドがええんかい」ということで、私の住むフランスにあるヨーロッパ唯一のディズニーランド、ユーロディズニーに先週末、突撃取材してきた。

日本では30周年ということらしいが、こちらフランスのディズニーでは20周年のキャンペーン中だ。まぁ、キャンペーンにするとビジネスも上向くので、来年は21周年キャンペーン、その次は22周年キャンペーンをするのかもしれない。

まず冒頭の写真を見ていただきたい。これはユーロディズニーのシンデレラ城と、一緒に遊びに行った欧州、中東、アフリカのグローバルエリートのお友達である。ちなみにマッキンゼーのコンサルタントや某投資銀行で働く友人なので、ディズニーランドを散策していてもやたらとビジネスがらみの話題が多かった。彼いわく、ディズニーランドって儲かってそうなイメージなのだが、実はそうでもないらしい。

昨年は1600万人近くの来場者を達成していながら、ディズニーランド・パリは慢性的な赤字に苦しんでいる。直近の財務を見ても、負債は実に19億ユーロに上っている。

そこで今回のコラムでは、世界中で大人気のディズニービジネスが意外にもフランスで儲かってない理由、およびそこから見えてくる日本社会への驚愕のインプリケーションに関して、現地フランスからの実況リポートをお届けしたい。

次ページイブに独りで、ディズニーランドに行った思い出
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