会社というものは、たとえ決算が赤字であったとしても、キャッシュフローがあれば倒産しないと言われます。それは家計も同じで、キャッシュフローがしっかり確保されてさえいれば、基本的に自己破産することはありません。
「キャッシュフロー」と言うと、とても難しい会計用語のように聞こえますが、要は収入から支出を差し引いて手元に残る資金の流れを指します。家計に当てはめると、収入はお給料。支出は家賃や食費、その他の必要経費、になります。したがって、収入を増やすか、支出を抑えるかすれば、自然と貯蓄は増えていきます。当たり前すぎるくらい当たり前の話ですね。
ところが、この当たり前すぎるくらい当たり前のことを、皆が出来ているのかというと、これがなかなか出来ていない現実があります。
給料から貯蓄を引いた残金で生活を
皆、言いますよね。「そうは言っても、毎月家計が赤字続きで、貯蓄に回せるだけのおカネがない」ってね。
それはそうでしょう。
「収入-支出=貯蓄」
このような発想でいる限り、いつまで経っても貯蓄は増えません。なぜなら、人間の意志なんて、とっても弱いものだからです。つい、「今月は仕事を頑張ったから、自分にご褒美」なんて甘いことを考えて、ぜいたくしてしまうものですよ。
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