信用されない人は「1秒」の想像力が足りない ANA社員が段取りに力を入れるワケ
「気づかい」の考え方は千差万別
「気づかい」は、耳に心地よい言葉ではありますが、どうしてもあいまいなイメージが付きまといます。なぜなら、「マナー」はマニュアル化されていても、「気づかい」は個人の裁量に任されていることが多いからです。
また、言葉の定義があいまいであるため、人によってその考え方は千差万別です。私たちが研修を行っている企業でも、「若手が気が利かなくて悩んでいる……」「自分が気をつかったつもりでも、お客様にとっては迷惑になってしまった」といった声をよく聞きます。
ANAでは、次のように気づかいを定義しています。
②気づかいとは、「一歩先のこと」を想像する習慣
普段「気が利くな」「おもてなしができる人だな」と感じる人は、この2つを実践していることが多いのです。たとえば部下に「この仕事、よろしくね」と言ったのに、なかなかやってくれない。そのとき、
・ 相手のために先回りして、手を差し伸べる
それが気づかいなのです。

















