東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

40歳主婦が夫の「転職うつ」で悟った「自立心」 家計年収1000万円のはずが収入激減の恐怖

7分で読める
  • 高山 一惠 ファイナンシャルプランナー(CFP)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

前述したとおり、C子さんは専業主婦になって10年。それまで家事、育児に専念してきたので、社会復帰へのハードルはかなり高いものがあります。

実際、新聞やネットの広告、ハローワークなどで仕事の求人を見つけては応募してみましたが、ことごとく採用されませんでした。

派遣で週3日働き、保育士の資格取得も目指し猛勉強

そこでC子さんは、大手派遣会社が実施している専業主婦向けの仕事支援プロジェクトに参加。そこで、パソコンやビジネススキルを学び、派遣社員として在宅ワークも併用しながら週に3日働くことになりました。
  
不思議なことに、C子さんが働き始めると、夫の病状は少しずつよくなっていったそうです。ある時、夫がポツリと漏らしたそうです。「転職して思うように仕事ができなかったのもつらかったけど、自分がダメになってしまったら妻も子供も路頭に迷ってしまうというプレッシャーが大きかった。心のどこかで君に働いてほしかったのかもしれない」と。

その時、C子さんは、何でも万能な夫に頼りすぎていたのかもしれないと反省。「これからもっと自分でも稼げるようにしなければ」と決意を新たにしたそうです。考えたくはないことですが、もし傷病手当金の支給が終わる1年半後に夫の病気が治っておらず、復職できない場合には収入が途絶えてしまいかねません。C子さんはそのリスクも踏まえ、ずっと長く働き続けられるようにと、保育士の資格取得も目指し猛勉強中です。

夫のうつ病をきっかけに仕事を始めたC子さんですが、どんな夫婦でも、どんな人生でも、常に順風満帆とはいきません。先行き不透明な今の時代、誰でも大病を患ったり、うつ病になったりする可能性があります。夫婦ならば、相手のピンチのときにこそ支え合えるよう、精神的にも経済的にも自立しておくことが大切だと思った相談でした。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象