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キャリア・教育 #30代から身につけたいキャリア力実戦講座

できる人は健全に「他者のせい」にしている 「自責思考」には実は限界がある

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
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私のコンサルタント時代の上司の口癖は「それ、やめたらどうなるの?」というものでした。それを言われると、そもそもの目的に立ち返ったり、必然性を改めて問うことになります。本当に必要なものだけに絞られていくこともあれば、まったく新しいやり方が出てくることもありました。これは上記のチェックリストのEliminate(排除してみたら?)に当たるでしょう。

また業務改善を専門とする知人コンサルタントの口癖は「これは誰がやってもノーミスな仕組みになっているか?」でした。もし「人によってばらつきがある」「スキルの高い人はできる」というような状態の場合には「この2つの処理を組み合わせればノーミスになるのでは?」「ITで代用できるのでは?」など上記のチェックリストの質問が矢継ぎ早に飛び出しました。

組織全体をよくしていく

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このように「人のせいではなく、仕組みのせい」「問題と改善案をセットで出す」という他責思考であれば、これは組織力の向上につながっていきます。

自責思考も他責思考も、よい面と悪い面と隣合わせです。自責思考を悪く使ってしまうと自分を責め続けて自己肯定感が下がりますし、よく使えば個人の成長につながります。他責思考を悪く使えば責任逃ればかりで個人はまったく成長せず、よく使えば組織全体の改善につながります。

働き方改革や仕事の生産性向上が急務である今、求められるのは個人の責任を必要以上に問う自責思考を強要することではなく、他責思考をうまく使って組織全体をよくしていくことではないでしょうか。

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