有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「片頭痛治療」で実は画期的な変化が起きている 相次ぐ新薬の登場は単なる偶然ではなかった

5分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

現在の治療で広く使われている「トリプタン」という薬は、日本では2000年から処方されるようになっている。だが予防薬ではなく症状が出てから使う薬であるうえ、症状が重い人にとって効き目は弱く、新しい薬が待ち望まれていた。そこに登場したのが冒頭の新薬3つだ。

患者数の多い疾患であるにもかかわらず、片頭痛が起きるはっきりした原因はこれまでわかっていなかった。痛みが起きるメカニズムにはいくつかの説が提唱されてきたものの、2010年代になり、ようやく悪さをしていた”犯人”を捕えた。それは、顔の感覚を脳に伝える神経から放出される「CGRP」という物質だった。

新薬の開発が一斉にスタート

ズキンズキンと脈打つような拍動性の痛みは、脳の血管が拡張することによって、血管の周りを囲んでいる神経に触れて起こっている。CGRPは、片頭痛のトリガーになる特定のストレスや天気の変化などの要因によって神経が興奮すると放出される物質のこと。その働きによって脳の血管を拡張させてしまうのだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数