ホンダ「レジェンド」レベル3運転は何がスゴいか

高速道路で乗ってわかった自動化技術の実力

ホンダは2014年11月に発表、2015年2月に発売を開始した現行型「レジェンド」から、レベル2技術として「Honda SENSING」を実装している。現在、Honda SENSING搭載車の販売実績は累計で240万台を誇る。そのHonda SENSINGでは、これまでACCとLKASは個別の機能として稼働させることができた。

一方、レベル3技術を含んだHonda SENSING Eliteでは、ステアリングのメインスイッチを押して、その下に位置する速度設定スイッチを下向きに押すことでACCとLKASの両機能が一発で稼働する。車間距離(車間時間)の設定はこれまでと同じく4段階だ。

前走車への追従走行中、ほどなくして「ポン→ピン↗」(矢印は音程を表す。以下同)とチャイムが1回鳴り、ディスプレイを構成していた緑色が、今度は水色主体へと変わる。同時にステアリングスイッチの内側に配されたLEDが初めて水色に点灯。このときディスプレイ表示内のステアリングマークも水色になった。これが③自動化レベル2/ハンズフリーモードだ。

いよいよ「レベル3」のモードへ

しかし、現時点ではレベル2なので、ドライバーに責任があり、いつでも運転再開できることなどを条件に、ステアリングから手を放すことができる。この状況は、日産「スカイライン」の「ProPILOT2.0」や、スバル「レヴォーグ」の「アイサイトX」と同じ考え方だ。

ちなみに、Honda SENSING Eliteの設定可能な上限速度は125㎞/h。車間距離は4段階からディスプレイ上は設定できるものの、③自動化レベル2/ハンズフリーモードでは、車間距離の最短設定である「近い」が制御のうえで自動的にカットされ、調整幅は「遠い/やや遠い/やや近い」3段階になる。

やはり年度末だ。ほどなくして激しい渋滞路に差し掛かり20㎞/h台まで車速が落ちる。すると今度は「ポン→ピン↗」と、前述の③ハンズフリーモード突入時と同じチャイムが1回鳴り「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」が稼働する。トラフィックジャムパイロットとはホンダのレベル3に対する呼称である。つまりここから、④自動化レベル3/自動運転モードが始まったのだ。

前述のようにレベル3「条件付自動運転車(限定領域)」なので、アクセル&ブレーキ操作の部分的な解放(A/フットフリー)、ステアリングの部分的な解放(B/ハンズフリー)、ドライバー視線による自車周囲監視からの部分的な解放(C/アイズフリー)が実現する。すでに報道された情報ではここが大々的にクローズアップされたわけだ。

④自動化レベル3/自動運転モードでは、③自動化レベル2/ハンズフリーモードにおけるステアリングスイッチの内側の水色発光LEDに加えて、グローブボックスのリッド上部とナビゲーション画面や外部入力映像を表示するセンターディスプレイの上部、合計3カ所のLEDが水色発光し④自動運転モードであることをドライバーや同乗者に伝える。

同時にシステム稼働状態を示すディスプレイ表示面積は拡大され、速度は大きなデジタル表示になり、代わりに表示されていたアナログ風のタコメーターとスピードメーターは消去される。

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