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東電の「検針票ペーパーレス化」はユーザー不在 12月から紙配布終了、Webサイトは不親切

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こうしたユーザーに多大な負担を強いるやり方は尋常ではないと思った。同時に筆者自身の思い違いではないかとも疑った。そこで専用ダイヤルを通じて問い合わせたところ、電話口に出た担当者から「申し訳ございませんが、その都度のご入力をお願いします」と言われた。

もしかしたら、筆者と同じような不満を抱いている契約者もいるのではないかと思って、とりあえずツイッターで調べたところ、案の定というべきか、不満の声が11月になって噴出していることがわかった。以下にそのいくつかのツイートの例を記す。

「『東電Web検針票』というのは、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、名前、住所、電話番号、あれこれ、あれこれ、あれこれ、あれこれ、入力させる気なんですかね………」

「東電のWeb検針票、これ毎回、結構な量の情報を打ち込みさせて参照させるのかまさかなって思って一応Webとかツイッターで検索してみたらそのまさかで頭抱えてる。どういう経緯でこの仕様に至ったのか逆に気になるレベル」

東電の紙の検針票。希望者以外には12月から届かなくなる。

「連絡しないと強制Web移行ってかなり乱暴だよね。しかも12月からって急ぎすぎ。ガラケーだけの年寄りとか困るじゃん。手続きの電話もかかるまで20分待ったよ。若者対象のものだけならともかく、電気だよ? 年寄りだけの世帯どうするんだ」

といった具合だ。

「すべての個人情報を毎回入力するんじゃなくて、IDとかパスワードでログインできるようにしてほしいなあ」という書き込みもあった。

ID、パスワードを用いず、アプリもない

ときに誤解も拡散されるオンラインニュースの時代。解説部コラムニスト7人がそれぞれの専門性を武器に事実やデータを掘り下げてわかりやすく解説する、東洋経済のブリーフィングサイト。画像をクリックするとサイトにジャンプします

ちなみに、東電が設けた専用Webサイトは、IDやパスワードを用いてログインする仕組みではない。当然ながらアプリも存在しない。

なお、取材に応じた東電の担当者によれば、毎回にわたって氏名や住所、利用者番号などを入力させる負担を軽減して欲しいとの要望があることを踏まえ、「今週半ばをメドに専用サイトを改良する」という。すなわち「入力した内容を、利用者の端末のブラウザ上に保存する機能を設ける」(担当者)。

たとえば、一通り入力したうえで、好きな言葉などを符丁として決めておくことにより、次回からはその符丁で本人認証となることにより、住所やお客さま番号などの個人情報をその都度入力しなくても済むようにするという。サイトを開設した当初からこうした配慮はあってしかるべきだが、改良されるのであれば、一定の進歩ではある。

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【なぜユーザー不在のサイトを開設したのか】

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