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「ぺんてる」が高級シャーペンに秘めた超技術 価格は3000円!ノック不要の「オレンズネロ」

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「スマッシュが人気商品になっているアマゾンでも販売しますが、販売ルートはある程度絞ります。1メートル幅ぐらいの什器(じゅうき)に当社のこれまでのシリーズとともに並べ、世界観を表現するので、ある程度売り場スペースを割いてもらえる専門店に限られてきます」(丸山氏)

これらを考えると、3000円という価格にも納得せざるをえない。しかし、メインユーザーである学生には手が届きにくくなってしまうのではないだろうか。

「勉強道具を買うためなら、ある程度おカネを出してもらえるという学生さんも多いようです。ですから学生は、いろいろな種類の文具を持って、コミュニケーションの道具にしています。また、今回はやはり価格帯からも、社会人を想定しています」(丸山氏)

大人でもモノ好きの人は多い。しかも学生と異なり、気に入ったモノにはおカネをかけられる。

「ノック不要」で思考が途切れず、集中が続く

「ブランドのウェブサイトでは、ユーザーとしてアーティストをイメージして紹介しています。ラフスケッチをしながら、薄い線を少しずつ重ねながら、濃くしていく。その過程で、思考も重ねていくわけです。ワンノックで書き続けられるので思考が途切れず、集中が続く。文章を仕事にする人にも向くと思います」(伊藤氏)

「オレンズネロ」の書き味は柔らかく、紙にひっかかることがない(撮影:風間仁一郎)

実際に試し書きをしてみたところ、芯の細いシャーペンにありがちなギスギスした感じはまったくない。やわらかい書き味で、紙にひっかかることもなくスムーズに書ける。もちろん力を込めて書いても、芯が折れることはない。

また、シャーペンはボールペンと異なり、芯も手軽に換えられる。使用により、表面の樹脂の部分に傷がつくことなどはあるだろうが、内部の機構そのものは劣化しないので、1度購入すれば数十年使うことも可能だという。人によっては、ボールペンより便利だと感じるかもしれない。オレンズネロの登場は、高級シャーペン市場にさらなる変化を呼びそうだ。

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