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2050年の世界 英『エコノミスト』編集部著/東江一紀・峯村利哉訳

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日本の経済小国化の近未来予測には慣れっこになった感があるが、本書は根拠を積み上げそれを数字で示す。1962年の段階で日本の経済大国化を予測した経済誌の展望だけに、耳を傾ける価値は大きい。

たとえばこうだ。2050年には世界のGDPの48・1%をアジアが占めるようになるが、日本の凋落は顕著であり、全体の1・9%(10年実績5・8%)を占めるにすぎなくなる。国民1人当たりGDPにおいても、米国を100として58まで下がる。ちなみに韓国は105に豊かさを向上させるという。

本書の関心範囲は広く、経済や人口動向(中国は25年から人口減少へ)にとどまらない。技術や科学の進化、女性の地位、病気治療、兵器高度化、環境問題などを含む20分野にわたる。もともとなぜそう考えるかの記事内容を得意とする経済誌だけに、予測結果そのものより根拠分析に将来を考えるためのヒントが多く、学べるといえそうだ。

文芸春秋 1837円

  

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