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2016年、浦安市はさらなる発展を目指します

  • 制作:東洋経済企画広告制作チーム

震災復興から積極施策へ
節目となる2016年─

浦安市 市長
松崎 秀樹
Hideki MATSUZAKI
明治大学商学部卒。同大学院公共政策ガバナンス科修士課程修了。 サラリーマンから衆議院議員秘書、千葉県議会議員を経て、1998年の市長選で初当選。5期目。 杖道五段、居合道三段、空手道三段、剣道二段、弓道初段、武道に広く通じている。

─ 2016年は、さまざまな事業、イベントも控えていますね。

松崎 市制施行35周年にあたり、5カ所に分散した庁舎を一つにまとめる地上11階建ての新庁舎が完成します。リーマンショック後の景気低迷もあって、建て替えを見送ってきた現庁舎ですが、狭いうえに耐震性も低く、震災直後に災害対策本部として使えなかった反省から決断しました。新庁舎には、いざという時に市民を守る司令塔としての機能を期待しています。

また、16年は4年に1度の浦安三社例大祭の年でもあります。大小合わせて100台以上の神輿と山車が登場。活気ある浦安の魅力の一つとして、市外にもアピールしたい勇壮な祭です。

─ 16年を浦安市にとって、どんな年にしたいと考えていますか。

松崎 東日本大震災で地盤の液状化被害にあった浦安市は1949年のキティ台風以来、62年ぶりとなる激甚災害指定を受け、インフラ復旧や地盤改良などの液状化対策を進めてきました。あれから5年。復旧復興も目途が立ち、ようやく積極的な攻めの施策に転じる準備が整いました。新年からは、市民の生活環境向上を図るため、自治体の中でも先進的な取り組みをしてきた浦安市本来の姿を取り戻します。

(右)4年に1度行われる、勇壮な浦安三社例大祭
(左)2016年に完成予定の新庁舎。災害時に市民を守る司令塔として期待される

日本の難題に切り込む
政策先進都市

─ 浦安市が挑む先進的な施策とは、たとえばどのようなものがあるのでしょう。

松崎 全国の市町村は、人口減少による「消滅可能性都市」問題に戦々恐々としています。多くの市町村は、対策をとるための財源の確保に苦慮しており、我が国の最大の問題である、少子高齢化・人口減少問題に対して有効な手立てを見いだせていないのが現状です。しかし、浦安市は財政的に自立した自治体なので、独自の政策を打ち出せます。

そこで、子育て支援策として、06年度から「子育て・家族支援者養成講座」を実施して、子育て経験のある人たちに、最新の子育て事情などを学んでもらい、身近な相談相手のいない核家族の若い親、人材不足の保育のサポート役になってもらっています。この仕組みの一部は、15年度から始まった国の「子育て支援員制度」に取り入れられました。現場で市民の声を聞きながら、日本のモデルとなる政策を展開することができるのが浦安市なのです。

─ 新興住宅地の浦安市でも少子化対策が必要なのですか。

松崎 日本の高齢化率は25%を超えますが、浦安市は15%台と全国で最も若い自治体の一つです。しかし、市内を丁目別に見ると、1%台から40%台までばらつきがあり、15年3月には小学校1校が廃校になりました。市としても少子化を深刻に受け止めています。

─少子化対策には何が求められるでしょうか。

松崎 海外の先進モデル、フィンランドの子育て施設「ネウボラ」にならって、出会い、結婚、妊娠、出産から子育てにわたる切れ目ない支援に取り組んでいます。ただ、子育て支援の中心となっている保育士資格者の確保が浦安でも難しい。そこで、市が資格取得費用を貸付け、取得後に市で勤務すれば返済を免除する制度を導入していきます。同制度を使って、生活の苦しいひとり親に資格取得を促せれば、自立につながる一石二鳥の策になるでしょう。

さらに、「児童育成クラブ」の入所要件の緩和など、学童保育充実も図っていきます。これまでは、保護者のフルタイム勤務を前提としていましたが、ミニ集会で、小学校低学年の子どものお母さん方から、完全復職前の助走として、週2日程度の勤務でも受け入れてほしいという切実な思いを聞いて実現に取り組んでいきます。

また、これまで市が開催している「婚活in浦安リゾート」は人気です。婚活に市が直接関わることでより信頼度と信用度が増え、カップルのマッチング率が驚くほど高まっています。

─ 高齢化にはどのように取り組みますか。

松崎 高齢化自体は、長生きという人類の夢がかなった喜ばしい話です。問題は、健康に過ごせる健康寿命を伸ばすことにあります。そこで、歩いた歩数などに応じてインセンティブを付与する事業や、パークゴルフ場などのシニア向けスポーツ施設整備を進めています。

対外的イメージアップで
プライドを取り戻す

─ スポーツ、文化施設の整備も進んでいますね。

松崎 震災後、いったん止めていた新規事業を再開しています。舞浜の市運動公園では15年春に陸上競技場がオープン、17年春完成に向けた硬式野球場に着工しました。また、同公園のスケートボード場を3倍に拡張するほか、市内に車いすテニス用のコートを整備するなど、20年に向けた練習施設の拡充を図っています。

17年春には、新浦安駅前の商業ビル内に、日本でもトップレベルの音響効果を備えた音楽専門ホールをオープンさせます。海外からの一流アーティストも招き、市民に生の演奏を楽しんでもらえるようになるでしょう。

─ シティプロモーションにも取り組もうとされていますね。

松崎 浦安市は、その魅力を対外的にアピールし、ブランド力、イメージの向上につなげて、震災復興の次のステージに進むべき時を迎えています。かつて漁業の町だった浦安は、東京湾の水質問題で漁業権を放棄。その後は、埋め立てによる市域の拡大を経て、鉄鋼団地誘致、東京隣接のテーマパークエリア、住宅地として発展してきました。

ピンチをチャンスに変えてきた強さが浦安の歴史の核にあります。震災の経験をバネに、さらなる発展を目指す。そのために、市民一人ひとりがプライドを持てる街として、浦安をアピールしていきたいと思います。