2016年、浦安市はさらなる発展を目指します 浦安市
震災復興から積極施策へ
節目となる2016年─
─ 2016年は、さまざまな事業、イベントも控えていますね。
松崎 市制施行35周年にあたり、5カ所に分散した庁舎を一つにまとめる地上11階建ての新庁舎が完成します。リーマンショック後の景気低迷もあって、建て替えを見送ってきた現庁舎ですが、狭いうえに耐震性も低く、震災直後に災害対策本部として使えなかった反省から決断しました。新庁舎には、いざという時に市民を守る司令塔としての機能を期待しています。
また、16年は4年に1度の浦安三社例大祭の年でもあります。大小合わせて100台以上の神輿と山車が登場。活気ある浦安の魅力の一つとして、市外にもアピールしたい勇壮な祭です。
─ 16年を浦安市にとって、どんな年にしたいと考えていますか。
松崎 東日本大震災で地盤の液状化被害にあった浦安市は1949年のキティ台風以来、62年ぶりとなる激甚災害指定を受け、インフラ復旧や地盤改良などの液状化対策を進めてきました。あれから5年。復旧復興も目途が立ち、ようやく積極的な攻めの施策に転じる準備が整いました。新年からは、市民の生活環境向上を図るため、自治体の中でも先進的な取り組みをしてきた浦安市本来の姿を取り戻します。