洋上風力をめぐって贈賄の見返りに国会質問を行わせたとする洋上風力汚職事件の裁判で、きょう11月5日、検察から論告求刑が行われる。受託収賄罪で秋本真利元衆議院議員が、贈賄罪で日本風力開発の塚脇正幸元社長が起訴されている。東京地方裁判所で2024年11月に初公判が行われ、秋本、塚脇の両被告は受託収賄、贈賄でそれぞれ無罪を主張している。判決は早ければ年度内に言い渡される見通しだ。
検察は秋本、塚脇の両被告らがつくった馬主組合「パープルパッチレーシング」をめぐり、馬の購入代金などを塚脇被告が負担し、秋本被告が馬主生活を楽しむのを支えていたと主張。対して、弁護側は塚脇被告の競走馬の繁殖事業を秋本被告は手伝っていたにすぎないとし、利益供与に当たらないなどとしている。
この裁判の注目点は、馬の購入代金よりも、これまでの洋上風力政策について両被告などが多くの証言を行っている点だ。洋上風力は再生可能エネルギー主力電源化の「切り札」とされ、政府がこれまで強く推進してきた。証言からは政策推進の裏側でどのような動きがあったのかをうかがい知ることができる。
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