完成した料理はあえて出来立てを食べず、冷蔵庫で念入りに冷ましてから、電子レンジで温めて食べた。少しでもローソンの弁当に近づけたかったからこその奇行だが、誰もが想像した通り、この弁当はローソンの商品とは似ても似つかないものだ。あくまで雰囲気を知るための料理であり、エンタメの一種だとご理解してもらえたら嬉しい。
ローソン模倣弁当を食べた、私の正直な感想は「意外とご飯がすすむ」「個人的にはコーンよりもウインナーの方がバクバク食べれる」「コーンは逃げるのでお米と同時に食べるのは至難の業」「栄養はさておき、腹を満たせればOKだった若い頃を思い出す」「コスパはいいけど、見た目はイマイチなので、会社で食べると健康意識の高い女性社員から白い目で見られそう。人目につかない車内や自宅で食べるのがよさそうだ」……。
私たちはコンビニに多くを求めすぎではないか?
振り返ってみると数年前から、私はコンビニでほとんど弁当を買ってない。理由は、庶民の自分には値段が高すぎるから。けれどローソンの一点突破すぎ弁当は安い。コスパは悪くないかも……そんなふうに思った末に胸に浮かんだのは、「いつから私たちは小売店の商品に、ああだこうだ文句を言う人間になったのだろう」ということだった。
コンビニの商品が値上がりすれば「高くなった」と言い、安い商品が出ると「日本は貧しくなった」と言う……。とは言え、コンビニはコンビニである。自炊ができない、したくない人の代わりに、電子レンジで温めると温かい弁当やカレーなどを売ってくれる。その分、人件費なども乗っかってきて割高だけど……とどのつまり、結局はそれだけの話なのだ。
ローソンの取り組みは、企業戦略の結果である。あれこれ言うのは個人の自由だが、面白がれる余裕くらいは持っていいのではないだろうか。実際、今回何度も店舗を訪れてみて、いろんな発見があった。
ということでせっかくの機会なので業績好調、ローソンの弁当を3日連続で食べまくり、その実力を検証してみようと考えた。その様子は後編でお届けする。


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