1つの学校が複数回の入試を実施する場合、1回目、2回目、3回目と徐々に偏差値が上がっていく傾向があります。多くの場合、1回目がいちばん合格しやすいはずです。1回目の入試でボーダー近い点数をとる可能性すら低いのであれば、2回目以降の入試ははじめから負け戦になってしまいます。
くり返しになりますが、受験生本人に強い意志があるならば、どんなに偏差値が足りなくても第1志望をあきらめる必要はありません。
しかし同時に、「『憧れ校』の1回目入試にはチャレンジしてもいいけれど、6年生の最後の模試までやってみて合格可能性が低いままであれば、2回目以降の入試は別の学校への挑戦に切り替えようね」と前もって約束しておくことも、場合によっては必要です。
どの学校へ進学することになっても
いちばん行きたかったAを手放さざるを得なかったとしても、本当にそこでAに進んでいたら、その子がしあわせになるのかどうかはわかりません。
結果に満足してあぐらをかいて、そこで努力を続けることができなければ、そこに行ったがために人生を無駄にしてしまうということも十分あり得ます。
そしてBかCか、どちらかを選ばなければいけない状況でBを選んだとします。
Bという学校でしか得られなかった友達を大切にし、そこでしか出会えなかった先生を恩師として尊敬し、そのBという学校でしかできなかった経験を慈しめば、もうBという学校を選ばなかった自分の人生は考えられなくなるわけです。
人生とは、そうやってつくっていくしかないものです。中学受験も同じです。決断や選択には、実は大した意味はないのです。
ですから、学校を選ぶときに「ここで選択を間違えたら子どもの人生変わっちゃうかも……。私の責任重大!」みたいに思わなくていい。
たぶんどこの学校に行っても、お子さんはお子さんにしか育たないので、安心してください。



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