ルークスのランキングは、その次。つまり、売れ筋のスーパーハイトワゴンであるにもかかわらず、それ以外のジャンルのモデルにも負けていたのだ。
そうした状況を新型ルークスは覆した。2026年9月末時点で、販売ランクは5位。つまり、ルークスの上にいるのは、N-BOX、スペーシア、タントのスーパーハイトワゴン3モデルと、2025年フルモデルチェンジしたムーヴという顔ぶれだ。
本音としてはムーヴを超えたいだろうが、それでも競合にあと少しで追いつくというところまで順位を上げることに成功したのだ。
年間10万台レベルという新型ルークスの販売成績は、日産全体を見わたしても抜きんでたものだ。実際のところ、日産の国内販売のトップを行くのはコンパクトカーの「ノート」であり、それに続くミニバンの「セレナ」。この2モデルが、日産の2トップとなっている。
とはいえ、その販売台数は、調子のいいときのノートで年間10万台レベルであり、不調のときは年間7万~8万台。セレナは、いいときで7万~8万台というもの。
これに対して、ルークスは先代でも年間7万台レベルであり、新型は10万台レベルにまで成績を伸ばしている。2026年で言えば、間違いなくルークスが、“日本で最も売れる日産車”となるだろう。
熟成が進む軽自動車ではデザインこそ重要
新型ルークスのヒットの理由は、どこにあるのか。正直なところ、それは性能以外のところにある。現在の軽自動車は、サイズや出力は横並びであるし、技術的な熟成も進んでおり、性能差は非常に小さなものとなっている。
一番に売れているN-BOXの燃費性能は、FFのNAエンジンで21.1~21.6km/L(WLTCモード)で、新型ルークスの21.0km/L(同)と、ほとんど差がない。
そうなれば、やはり重要になるのがデザインだろう。N-BOXの大ヒットは、やはり「Nシリーズ」というホンダの軽自動車シリーズのデザイン・センスの良さに大きな理由を見出すことができる。


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