対する新型ルークスは、かつての日産の大ヒット車であるキューブを彷彿させる「かどまる四角」デザインが最大の魅力と言えよう。
過去のヒット車のテイストを、今に蘇らせるのは、欧州ブランドでは、よく使われる手法だ。そうした手法を日本メーカーも、もっと積極的に採用してもよいのではないだろうか。
特に日産は、過去に数多くの名車やヒット車を生み出してきている。そうした過去のデザインをうまく現代にアレンジして使うことができれば、もっとヒット車も多くできるはずだ。日産のデザインに期待したい。
国内販売年間55万台を目指すために
現在の日産は経営再建計画「Re:Nissan」の真っただ中にある。2026年4月には長期ビジョンを、9月には日本事業の再構築に関する取り組みを発表した。それによると、商品ラインナップを拡充し、主要セグメントにおける日産の存在感を高めてゆくという。
具体的には、新型「スカイライン」、新型「パトロール」、新しい「グローバルBセグメント車」を投入。軽自動車、電動車、SUV、ミニバン、スポーツカー、フラッグシップまでの幅広いラインナップを実現するというのだ。
販売台数としては、2028年以降に新しいコンパクトカー・シリーズを投入し、2030年度までに国内55万台を目指すという。ちなみに、2024年の日産の国内販売は、47万5569台、2025年は40万3105台、2026年は1~9月までで32万6316台(前年比102.3%)であった。
年間55万台を実現するには、15万台ほどの上積みが必要となる。言ってみれば、年間7万~10万台レベルのノート、セレナ、ルークスに匹敵する新型が2つくらい出てこないと厳しい数字だ。
日産の業績アップには、さらなる新型の活躍を期待しなければならないが、その前に、足元を固めるという意味で、新型ルークスの好調さの継続は非常に重要である。デビュー1年目だけでなく、2年目、3年目も年間10万台を続けられるかどうかに注目したい。


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