また、それ以前に「受信料で制作された番組をIPとして広く有料プラットフォームで配信するのはアリなのか」という疑問があるだけに、必然性を感じてもらうための工夫と努力が求められていくでしょう。
「勝負の3年間」への冷めたムード
NHKに対する不満の中には、受信料制度を筆頭に「できるだけ現状維持しながら、どうしても変えなければいけないところは少しずつ変えていく」という消極的なスタンスを問題視する人も少なくありません。長年、不満がくすぶる中、今後もそのレベルの対応でいいのか。そうなら、どこに存在意義を見出していくのか。
会見で井上樹彦会長は「NHKにとって、この3年間が勝負の時期」と語っていました。長年不満を抱き続けてきた人々から「問題はこの3年じゃないし、勝負するところはそこじゃない」「NHKは何と勝負するつもりなのか」などのツッコミが入っていたように理解を得るのは簡単ではなさそうです。
さらに井上会長は「「『NHKがあって本当によかった』と実感していただける存在であり続ける。そのために、“公共メディアプラットフォーム”への転換を、着実に進めてまいります」「“チームNHK”として、職員と力を合わせて新しい挑戦に乗り出します」と締めくくりました。
新しい挑戦というより、抜本的に組織を変えない以上、それをやるしかないという状況にも見えるだけに、はっきりとした成果が得られなければ存在意義を問う声は高まっていくのではないでしょうか。
NHKは多くの人々が仕事として関わり、もちろん視聴者としても楽しんでいる人も多いだけに、外部の声に耳を傾けながら少しでもいい方向へ進むように対応していくことを願っています。


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