3つの湯船をそれぞれ堪能して、私たちは風呂から上がりました。先客の高齢女性たちはまだ入浴を続けていて、熱心な湯治の様子を垣間見た気がしました。
部屋に戻りながら、私が「最近太っちゃってさ」と言うと、ミカンが「そうやな。さっき体を洗っているとこ見て、腹回りがますますたくましくなったなと思った」と、忌憚なく答えてくれました。
ご飯は控えめに…のはずが
正直に指摘してくれるのは、特に親しい友だちからであれば、私にはありがたいです。裸を見れば体型は一発で判断できるので、話が早くて助かります。
「今後はご飯を控えめにしようと思う」と2人に宣言しましたが、夕食に出た炊きたての雑穀米がおいしくて、ついおかわりしてしまいました。
ミカンもおかわりし、デザートのカボチャプリンまで完食して、満腹で食堂を出ることになりました。旅先で食事を控えめに抑えるのは、とても難しいです。
夜中、布団に入ってから3人で限界までおしゃべりに興じようと企んでいたのですが、ミカンがすぐに寝入ってしまい、Mと2人で2時間ほどしゃべるにとどまりました。
深夜2時を回りMの声が聞こえなくなると、ただ川の流れる音だけが部屋に響きます。雨音のようなその音を聞きながら、いつのまにか私も眠りに就いていました。


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