家の中は、どの部屋も細々としたモノであふれかえっていた。壁際の棚に本や書類が隙間なく差し込まれ、ポケット付きの小物入れや、フックに吊るした袋がいたるところに掛けられている。床には紙切れ、ファイル、ビニール袋、衣類が散らばっている。
別の部屋では、棚に小箱がいくつも並び、引き出しの多い整理棚には1つひとつにラベルが貼られている。床には新聞や封筒、書類が散乱している。和室には本が積み上がり、布団やモノが入ったビニール袋など、押し入れに入り切らない不用品があふれ出していた。
それでも、よく見ると「どこに何をしまったか」を記した跡が家のあちこちに残っている。ラベルの貼られた引き出しもそうだし、中身を細かく書き込んだ箱もあった。
自分たちで片付けようとしたけど無理だった
叔母が亡くなったあと、姪はまず親戚たちと一緒に自分たちで片付けを始めた。
「最初は自分たちで捨てられるモノから……と思って始めたんです。食品とかを少しずつ。お葬式に来てくれたほかの親戚たちも一緒に荷物をまとめてくれました。ゴミは自分たちのマンションに捨てていたんです」(親戚の女性)


※ログイン後、コメント入力が可能です。