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ライフ #廃墟モールの経済学

「東急が造った街」から東急ストアが消えた…埼玉のニュータウンにある"寂れた商業施設"が物語る日本の深刻な問題

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埼玉県のニュータウンにあるショッピングセンターとは?
埼玉県のニュータウンにあるショッピングセンターとは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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近くの大型店であるマミーマートまで車だと約5分で行けるが、歩くと数十分かかる。マミーマートまでのルートのひとつである長い下り坂を筆者も歩いてみたところ、歩道がない、もしくはあっても細い区間も存在し危険を感じた。

歩道が整備された区間もあるが、一部は車とスレスレだった(写真:筆者撮影)

帰りは当然、上り坂である。高齢で、しかも買い物袋も持っていると考えると、とても歩いては買い物に行けそうにない。

路線バスや自治会による移送サービスも存在する。しかし自然の豊かさがアピールされた丘陵地は、住民の高齢化が進んだいま、移動の負担としてのしかかっている。

衰退をもたらした3つの要因

冒頭にて、廃墟モールの誕生には7つの要因があると書いた。具体的には以下の7つだ。

①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、③アクセスの悪さ、④動線の設計ミス、⑤施設規模の不適合、⑥運営会社の破綻、⑦核テナントの撤退

「こま武蔵台ショッピングセンター」は、①競合施設の存在があり、不採算のために⑦核テナントの撤退が起こった。こま武蔵台の住民が車に乗ってロードサイドの競合店に行ってしまったという点で、②モータリゼーションの進展も当てはまる。

続く後編ではもうひとつの事例を挙げ、丘陵地のニュータウンにあるショッピングセンターが直面する課題を掘り下げていく。

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