客室はランクがあるが、基本はスイートルームになり、くつろいだ時間を過ごせる十分な広さがある。窓からは眼下にエメラルドグリーンの海が広がり、まるで海に浮かぶホテルに泊まっているかのよう。城のような造りの館内には、ところどころに椅子が置かれるオリエル窓があり、建物内からの建造物の眺めも楽しめる。
ホテル内には、2つのロイヤルスパ(温泉大浴場)のほか、屋内プール、スパサロン、世界中の美術品が並ぶ川久ミュージアム、煉瓦造りのワインセラー、対象客室が限られた最上階展望ラウンジなど施設が充実し、随所にアートが彩られた空間になっている。
こだわりの食事がまた豪盛だ。基本はディナービュッフェになるが、地産の高級食材の料理がシェフによるライブキッチンでいくつも提供されるほか、充実したメニューには和洋の旬の食材の料理をふんだんに取り揃えていた。
土地の旬の食材を味わえる
取材時でのメニューになるが、とくに絶品だったのが、その場で板前が握る寿司。近港で水揚げされたばかりの鮮魚の刺身も絶品だが、赤酢のシャリが新鮮なネタと絡む握り寿司は、別格の奥行きがある味わいになっていた。
ほかにも、熊野牛の串焼きや国産牛のステーキ、海鮮天ぷら、熊野地鶏と地産茸の土瓶蒸しなど、目の前でシェフが調理する演出によって気分も上がる。この土地の旬の食材の繊細な味わいを目と舌で堪能できる、まさに王宮の晩餐だった。


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