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粗品「スポニチへ」声明に大御所芸能記者が反論し物議…「越えてはならぬ一線が確実にあります」見解に感じた"痛切な疑問"

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霜降り明星の粗品氏
芸能人とメディアの力関係は大きく変化してきた(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 徳重 龍徳 コラムニスト、エンタメ評論家
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その後、粗品はYouTubeライブで、フジテレビが大みそかに放送する特番『ツッコミスター』を発表した。スポニチが先行して報じようとしていたのは、この番組に関する情報だった。

芸能記者・中西正男氏の見解が物議醸す

ここまではスポニチが報じようとしたものが、当事者によって先に発表されてしまったという話でしかない。しかし、ここからさらに事態は進展した。

芸能記者・中西正男氏が翌21日にYahoo!ニュースで公開した「粗品のスポニチへの発信が話題。“自分で伝えたい”と“取り下げなさい”の間にある一線」と題した記事だ。記事はYahoo!ニュースのトピックスにも取り上げられ、多くの反響が寄せられた。

中西氏は独自に得た情報を報じる、いわゆるスクープの意義について、こう述べた。

「力のある人や組織が出したいと思うものだけが出る。そこに楔を打ち込むのがスクープでもあります」

この主張は理解できる。犯罪やハラスメント、不正行為を当事者や所属事務所が進んで公表するとは限らない。だからこそ、メディアが独自に取材し、隠された事実を明らかにする意味がある。

芸能報道の大きな汚点として、ジャニー喜多川氏による性加害問題への長年の沈黙がある。『週刊文春』は1999年から問題を追及し、2004年には記事の重要部分の真実性を認める司法判断が確定した。それでもテレビ局や新聞社などの大手メディアはほとんど追随しなかった。

背景には旧ジャニーズ事務所との関係を悪化させ、取材や番組出演への協力を失うことへの懸念もあったと指摘されてきた。影響力のある相手に遠慮せず、相手が隠したがっている事実を報じることは、報道機関の大切な役割である。

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