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ライフ #見た目の科学 人はなぜ“外見”に翻弄されるのか

「そんな優雅な朝じゃない」 高市首相《女性は3、4時間余分にかかる》発言に働く女性が怒り…"共感より反感"強かったワケ

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高市早苗首相
朝は「入浴、朝食の支度、後片付け、化粧」と時間がかかると話した高市早苗首相(画像:首相官邸公式サイトより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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さらに、「女性」という大きな主語への違和感を、こう書いた人もいる。

《女性でも化粧直ししない人もいるし、お化粧5分もかけない人もいれば、しない人もいるよ》

Xにも、同じ違和感を書いた投稿が広がった。10月14日の投稿には、5000回を超えるリポストが集まった。

《私なんて、化粧に5分もかからない》

投稿はこう続く。

《自分の生活習慣を、女性全体の負担であるかのように語られても困るんですよ》

ここで注目したいのは、批判の中心が「3、4時間という長さ」より、「女性の事情」として一括りにされたように聞こえたことだ。時間をかけること自体を責める声は少ないが、事情の違う女性たちを代表するように聞こえたことへの違和感が大きい。

首相になってから「メイクが変わった」と話題の高市首相。2024年9月の自民党総裁選に出馬した際には、くっきりと輪郭を強調した眉が特徴的だった(画像:高市早苗公式Instagramより)

国の統計では、身支度の男女差は「18分」

では、実際に身支度や家事にかける時間の男女差はどのくらいなのか。

総務省の「令和3年社会生活基本調査」によると、洗顔、入浴、身じたく、着替え、化粧、整髪などを含む「身の回りの用事」にかける1日の時間は、男性が1時間14分、女性が1時間32分だった。男女差は18分である。

一方、家事関連(家事・育児・介護・買い物など)の時間は、男性が51分、女性が3時間24分と大きく開く。身支度の差は小さく、家事の差が大きいことになる。

身支度だけを見ても、個人差は大きい。調査会社シードが2020年に行った、全国の20〜35歳の働く女性800人への調査では、平日のメイクの時間は平均約15分だった。業種別に見ると、メーカー勤務は約12分、サービス業は約20分と差があり、メーカー勤務では約1割が「0分」と答えている。

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