うかつに増やすわけにはいかないが、便利な機能であることも多い。ChatGPTなどの基本的なAIサービスへの課金も含めれば、毎月の『AIサブスク支出』が数万円に及んでいる人もいるのではないだろうか?
かつてのクラウドサービス乱立時代に似ている
もちろん、それぞれは夢のように便利な機能であることが多い。
たとえば、録音した2時間の会議が、すべて文字起こしされ、短時間でサマリーとしてとりまとめられる。以前だったら、録音を聞き直しながら文字起こしをしたり、議事録を作ったりするのに、何時間もかかっていた仕事だ。精度の高い文字起こしを外注に出せば、それなりの費用もかかっていただろう。
大量のドキュメントを読み込ませて、内容に関してチャット形式で答えてくれる。何千ページものドキュメントを対象に、「概要を教えて」「部品コストについての言及をすべてまとめて」「論理的に破綻している部分はある?」なんていう質問も可能だ。もちろん、回答の正確性を確認する必要はあるし、一度に処理できる情報量にも限界はある。それでも、仕事が素晴らしく便利になっていることは確かだ。
しかし、そのために支払っているコストは、我々の許容限度を超えつつある気がする。
似たようなことが十数年前にあった。クラウドサービスの普及だ。
Dropbox、Evernote、Box、iCloud、Bitcasa、SkyDrive、Amazon Driveなど、多くのクラウドサービスが勃興した。今も続いていて多くの人が利用しているものもあれば、利用者が減ってしまったり、その結果終了してしまったサービスもある。
また、アプリや製品にオプションとしてクラウドデータ保管が加わっているパターンがあったのも今と同様だ。名刺やレシートを保管して、そのデータを活用できるサービスもあった。


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