ある日、妻は地元の昔なじみの女友達に夫婦のお金の話をしました。夫婦とも同じ会社で、昔から何でも折半してきたこと。今は夫が年収800万円、自分は時短で500万円になったこと。それでも生活費は半分ずつで、自分だけ貯金を崩していること。さらに、夫が希望する小学校受験の費用まで「折半」と言われたこと。
話を聞いた友人は、即座に言いました。
「それヤバいよ」
さらに、
「男として器小さくない?」
「別れろとかは言わないけどさ、もっと出してもらいなよ」
「つーか男なら全部払え!」
妻は苦笑いしました。「いや、全部払ってもらうのは違うでしょ」と思いながらも、友人の言葉が妙に引っかかりました。
「全部払え」は極端だとしても、自分たちの「半分ずつ」は、本当に公平なのだろうか――。
地元の友人から返ってきた「それヤバいよ」
私は、共働き夫婦の家計管理を、大きく4つのパターンに分けて考えています。
家賃は夫、食費は妻など費目ごとに分ける「バラバラ財布型」。一定額ずつ共通財布に出す「共益費型」。どちらかの収入で生活し、もう一方を貯蓄に回す「役割分担型」。そして、2人の収入をまとめて管理する「お財布一体型」です。
この中で、田中夫妻は「共益費型」に近い家計です。共益費型は、お互い同じ額を出し合うわかりやすさがあります。収入が近く子どもがいないカップル(DINKs)などには取り入れやすい方法です。
問題は、夫婦の条件が変わったのに、家計のルールを変えなかったことです。


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