首都圏3県も、それぞれ男女で微妙に違います、埼玉は男3位、女24位、千葉は男4位、女20位、神奈川は男10位、女18位といずれも男の順位が上。大阪は男11位、女2位、福岡は男31位、女6位で、全体的に男の未婚率は東日本で高く、女の未婚率は西日本で高いという逆転現象が起きています。
合計特殊出生率は「西高東低」の傾向だが…
さて、ここで、ひとつ疑問が浮かぶのではないでしょうか。
合計特殊出生率は、近年「西高東低」で、東日本より西日本の出生率が高いというのが定番です。2024年の人口動態統計によれば、出生率のトップ10には九州地方が6つも入っています。
出生は婚姻に依存します。つまり未婚が多いことは出生が少なくなることを意味するわけですが、男性の場合はともかく、なぜ実際に出産をする女性の生涯未婚率は、出生率の高い九州など西日本が高くなるのだろうか、と。
これは生涯未婚率とは、50歳時の未婚率であり、出生適齢期の未婚率を表しているものではないからです。女性の平均的な初産年齢は30代前半であり、出生率に関係するのは、50歳時未婚率ではなく、30歳時未婚率(25〜34歳の平均未婚率)となります。つまり、九州をはじめ西日本の出生率が高いのは、30歳前後までに結婚する女性が東日本より多く、その結婚が第一子出生につながっているからだと考えられます。たとえ35歳以上で未婚率が下がったとしても、ある意味、それは出生率を押し上げるほどの効果は薄いことを意味します。
都道府県別の女性の30歳時未婚率と出生率との相関を見るとそれは明らかです。相関係数は▲0.71927なので、強い負の相関(30歳時未婚率が高ければ高いほど出生率は低い)があることになります。

グラフ上で赤く示した所は西日本ですが、全体的に東日本より西日本の方が30歳時未婚率が低く、あわせて出生率が高いことが一目瞭然です。


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