有料会員登録
政治・経済・投資 #台湾 政治経済・ビジネス最前線

台湾の危機は「ミサイル」より中国も工作に利用する「社会の亀裂」…互いを責め合う与野党を冷ややかに見る主流民意の行方

7分で読める 有料会員限定
頼清徳総統は統一地方選を控え、対中関係よりも内政・経済に関する発信を強めている(写真:Bloomberg)
  • 柿澤 未知 大東文化大学東洋研究所兼任研究員
2/3 PAGES

ただ、韓院長は前年に民進党支持者らが中心となって起きた国民党立法委員(国会議員)に対する大規模リコール運動を「政治的な狩り」と非難。行政院(内閣)が立法院で可決した法令の執行を拒んでいることに苦言を呈した上で、これでは「偽の民主主義、真の独裁」と見られかねないと頼政権を批判した。団結と妥協を説きながら、野党の立場から与党を厳しく責めた格好だ。

頼政権の支持率は高くないが、追い込まれているのは野党

少数与党の民進党と、議会多数派の国民党・民衆党の野党は、互いを政治の混乱・停滞の元凶と非難する。複数の世論調査から見て、直球勝負の与野党対決を続ける頼総統の政権運営が無党派層から広く支持されているとは言えないが、野党陣営への世論の評価はさらに厳しい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数