味だけではない楽しみもある。スタッフがピザを持ってテーブルに近づいてきたとき、「これは食べたいか、どうか」と一瞬考える間がある。断ってもまったく問題ない。このやりとりが、食べ放題でありながら一枚一枚を吟味する楽しさを生んでいる。
チョコホイップやブルーベリーホイップなど、デザートピザにはホイップクリームがたっぷりのっているものもあり、もはやスイーツと呼んでいい一品だ。薪窯で焼いた生地が温かいうちに届くので、ホイップクリームやチョコソースがほどよく溶け込み、甘さが生地にじわりと染み渡る。別途デザートを頼まなくても、甘いものへの欲求まで満たせてしまう。
パスタ・ドリンクバー・無農薬リーフのサラダまで付いてくる“ピザだけじゃない”充実感
バラエティピッツァに目が向きがちだが、セットのパスタも一人前として十分に食事になる量だ。この日選んだペスカトーレは、魚介の出汁とトマトの酸味が溶け合うスープが麺に絡む一皿で、元々パスタ屋だったというナポリの食卓のルーツにも納得だ。ピザ食べ放題が目的で来たはずが、胃の半分が埋まるほどの食べ応えだった。


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