有料会員登録
ライフ #日本野球の今そこにある危機

広島カープは観客動員数の落ち込みが12球団最大…「ゾンビたばこ」以上にファンを失望させた"球団対応のまずさ"

9分で読める
観客動員数が落ち込んだ広島カープ(写真:筆者撮影)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

4人の選手は現役続行の意向を表明している。小園も自身のSNSで、違法薬物の使用や所持などの違法行為への関与を否定した。

一連の「ゾンビたばこ」事件から見えてくるのは、広島球団の「立ち位置のあいまいさ」だ。

選手の不祥事、問題行動に際して、球団がどのような立場から選手を処分し、社会に説明するかは、重要な問題である。

(写真:筆者撮影)

MLBは不祥事に対してどう対応しているのか?

MLBの場合、選手は球団と雇用関係にあり、統一選手契約を結んでいる。選手は、年俸に応じた高いパフォーマンスを求められるが、同時にプロ野球選手として、高い規範意識、モラルが求められる。違法薬物使用や暴力などの不祥事、問題行動を起こせば、選手契約や労使で合意した規定に基づき、出場停止などの処分を受ける。社会規範、モラルを順守する責任は選手にあり、選手が問題行動を起こせば、球団側から見れば「選手に裏切られた被害者」ということになる。

DeNAでも活躍したサイ・ヤング賞投手のトレバー・バウアーはドジャース在籍中の2021年に女性から性被害を訴えられた。MLBはバウアーに調査中の有給の休職措置を適用し、その後、出場停止処分を科した。2023年1月、ドジャースはバウアーを自由契約とした。

バウアーは一貫して疑惑を否定し、刑事訴追はされなかった。2023年10月には女性との民事訴訟で和解したが、潔白が認定されたわけではない。その後もMLB復帰には至っていない。

司法判断とは別個に、MLBは規定に基づいてバウアーを処分し、ドジャースは自由契約としたのだ。

NPBの選手は一般に「個人事業主」とされ、球団と統一契約書に基づく選手契約を結んでいる。

しかしながら、特に未婚の若い選手については、球団側が生活全般を管理し、指導監督することが期待される場合が多い。

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数