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ライフ #だから、ひとり暮らし

「住むための物件じゃない」逗子の築50年リゾマンに家賃15.5万円であえて住む《渋谷から移った会社員の"住所論"》

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渋谷から逗子の有名リゾートマンションに住み替えた川原リウさんを訪ねた(撮影:今井康一)
  • 蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰
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食材の調達はネットスーパーを活用。少し生活感があるほうが好みとのこと(撮影:今井康一)

家賃は1LDKで月15万5000円。川原さんが以前暮らしていた渋谷区と比較してみると、1LDKの平均賃料と比べて、10万円以上安い(Yahoo!不動産調べ、2026年10月現在)。とはいえ、もともと住むためにつくられていないリゾートマンションを、都心の住宅と同じ物差しで「安い」と考えるのは早計だろう。

「リゾートマンションに住むなら、自分が暮らしに必要なチェック項目を最初に細かく設定して、ひとつずつ潰してから選ぶといいですね。そうしないと、想定外のことが起きると思います」

不便な点はある。しかし川原さんは暮らしていくうちにこの暮らしに自己演出以上の愛着を感じるようになる。その大きな理由は、すぐ隣の小坪漁港だった。

「リビエラ逗子マリーナのすぐ隣に生活感のある小坪漁港のような集落があることに、どこか安心感があって。自分の故郷も漁港のある町なので、無意識に惹かれるのかもしれません」

マリーナの敷地から見える景色。住まいのすぐそばに小坪海岸がある(撮影:今井康一)

人とつながって、ひとりに戻る

小坪には古くから暮らす地元の人がいる一方で、都心から移り住んだ人たちもいて、なかには著名なアーティストやクリエイターもいるそうだ。そうした人たちが、肩書きや立場を越えて自然に混ざり合っている。

「小坪漁港に『根岸商店』という酒屋さんがあって、そこが溜まり場なんです。夕方になると人が集まってきて、そこでお酒を買って、そのまま飲む。僕はその時間がすごく好きです。地元の人も移住してきた人も、あまり壁がないんですよね」

収納の少なさ故、スーツケースなどのかさばるものは、必然的に“見せる”収納に(撮影:今井康一)
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